皆さん、社会好きですか?
歴史や地理を勉強するあの科目です。
私が中学校のころにいちばん嫌いだった科目は何かと考えると、第一候補はもしかしたら社会かもしれません。
そんな社会ですが、大人になってから少し面白さがわかるようになってきたような気がしています。
塾を始める際に、候補の物件の付近の様子を、地図を使ったり歩いてみたりして、色々と調べたのですが、佐知川のあたりで一際目を引いたのが、青葉園という公園墓地と、大宮西小学校の隣にある太陽光発電所でした。
青葉園は日本初の民営の公園墓地だそうです。日本初とはすごいですね。
そして、道路事情などから墓地として利用しにくい土地を、公共性を優先して太陽光発電所として使用しているそうです。
なるほど、墓地と発電所は同じところが運営してるんですね。
「公共性」というのは、やはり東日本大震災と、それに続く電力供給の問題と関係があるんでしょう。
マレーの虎こと山下奉文(ともゆき)陸軍大将のお墓があるというのも驚きでした。と言うよりも、山下大将のお墓を作ったことが青葉園の始まりらしいです。
皆さんご存知かどうか分かりませんが、映画評論家の水野晴郎さんが、自ら監督主演を勤めた映画「シベリア超特急」の主人公が、この山下大将です。
私もあまり詳しいわけではありませんが、映画の主人公になるような人物のお墓が、すぐ近所にあるなんてなんかすごいです。
どんな場所にも歴史があります。
ほんの少し歩いただけで、日本初の施設や歴史上の人物のお墓にも行けたりします。
環境に配慮したクリーンエネルギーへの取り組みも、現代ならではの社会情勢と密接な関係があります。
まずはご近所から、少し興味を持ってみませんか?
自分が「社会」の中で生活していることを、ちょっとだけ実感できるかもしれません。